前回アニメグッズせどりで損したことをお話ししましたが、今回は海外せどりで損した話を紹介します。
なんだか損してばかりですが…
「せどり狩り」とでも言いましょうか。自分がやられて「いや~上手くできているな~」とある意味関心したようなことです。
「せどり狩り」というのは私が勝手に付けた名前ですが、インターネットを使った売買に関わる人なら知っておいて損はないかと思います。
海外せどりを勉強 基本的な流れ

海外せどりは、日本で入手したものを海外に販売。あるいは海外で入手したものを日本国内で販売の2パターンあります。
そんな中でも私が行ったのは、海外のものを輸入して日本国内で販売するというもの。
大まかな流れは、
- オークファンなどで商品をリサーチ
- 海外のAmazonで商品を購入
- 日本に郵送してもらう
- 届いた商品を日本のオークションやフリマサイトで販売
という、よくある手法です。
まずはオークファンなどで販売する商品を選びます。
商品選びする時は、完全に海外版の商品であること。簡単に日本で買えてしまうものだと意味がありません。
次にアメリカ版のAmazonで目的の商品を探します。
アメリカ版のアマゾンは海外発送に対応している商品も多いのでそのまま日本にも郵送可能です。
私は英語は全くと言っていいほどできませんが、翻訳などを駆使しながら購入していました。船便になると時間がかかりますがちゃんと届きます。
専門的な会話をするわけではないので、意外となんとかなるものです。
興味がある方は「海外 せどり」などで検索して教書を買えば勉強できますよ。
「日本で手に入らないけど海外ならまだ販売している」という商品はたくさんありますからね。
海外せどりで注意するのは「関税」
私は海外せどりの商品は「音楽CD」のみに絞りました。
海外から何かを輸入する場合、関税がかかることがあります。
どのくらい関税がかかるのかは物の種類によって違うため、商品選びがものすごく大事です。
できるだけ関税の安い商品を選んだ方が、無駄な仕入れコストを削減できるのでお得です。
例えば私が選んだ音楽CDの他にも
- DVDやBlu-ray
- 書籍
- ゲームソフト
などは関税がほとんどかかりません。
- サプリや健康食品
- 電子機器、ガジェット系
なども関税率が低いので人気ですね。
逆に
- 革靴、革製品
- スニーカー
- ブランド品
などは関税率がとても高いので、仕入れが高くなるので注意が必要です。
関税の率はその時々で変動するので、こまめに調べておくことが大切です。
「せどり狩り」は簡単に作れてしまう

せどり商品の情報を調べる際、多くの人が「オークファン」や「オークフリー」などのサイトを使って商品を絞るかと思います。
メルカリでも「販売済み」に絞って検索すれば、これまでの取引結果を調べられます。
「どんな商品がいくらで世間では取引されているのかな?」と調べるのにインターネットは必要不可欠です。
もしこれらのオークション取引結果サイトを調べて「お!この商品高く取引されている!」とわかれば商品の仕入れに乗り出しますよね。
でももし「高い値段で売買されている」というのがウソ情報だったとしたらどうでしょうか?
実はこの「商品が売買された情報」というのは、第3者、もしくはアカウントが2つあれば簡単に作れてしまいます。

まず、コチラはオークションやフリマサイトのやり取りイメージです。
左のAさんが、右のBさんに商品を販売。その結果オークションやフリマサイトには売買履歴が残ります。
1000円で売ったなら1000円での取引情報。1万円なら1万円の取引情報です。
でももし、、

このイラストのように、同一人物のやり取りだとしたらどうでしょうか。
同一人物での商品のやり取りなので、商品も移動せず、お金も手数料以外に変化しません。
一見「何ムダなことしているの?」と思われそうな行動ですが、売買履歴を残すことができます。
例えば商品を10万円でやり取りしたとしたら、「10万円でやり取りした」という情報は残せるのです。
ニセの取り引き情報で商品を仕入れてしまう
偽の取り引き情報が残っていると、オークファンやオークフリーなどでせどりのための商品選びをしていた時に
「お!この商品高額で取引されている!」と思ってしまいますよね。
その時にこう考えるハズです。
「多少仕入れが高くても、高い値段で売られている実績があるんだからこの値段で売れるハズ!元は取れるハズ!」と。
でも実際は、そんな高額で買ってくれる人はいません。
偽の売買情報を作りだした人は、仕入れたい人に高額で販売できればいいので仕入れた人が在庫を抱えて終わり。
このような状況になるのです。
これが私の言う”せどりをしようとした人に高値で物を売る”「せどり狩り」です。
事実、私は約1万円ほどの販売実績があった音楽CDを、6千円で仕入れ。
しかし日本で販売しても一切売れず、どんどん値下げし千円まで下げました。
それでも売れず、結局捨てました。
私が「プレミアCDだ!」と思って購入したものは、千円以下の価値もないものだったのです。
そのCDの価値を知っていた人からすると「なんでこんなに高いんだろう?誰が買うんだ?」と思っていたのかも知れませんね。
なぜ海外せどりに気を付けなければいけないのか

今回紹介した「せどり狩り」は、日本国内の商品でも十分起こりえます。
ではなぜ海外せどりで注意しなければいけないのかというと、国内の商品と比べて「圧倒的に販売実績が少ない」からです。
せどり狩りのためにニセモノの売買履歴をつくるにしても数に限界があります。
例えばとある商品が1万円での売買実績があったとします。
でも他の人の売買履歴では千円での売買実績ばかり。
これに騙される人はいませんよね。
でも、海外せどりで扱うような商品だと、実績が日本国内で1件~数件だけというのはザラです。
他に基準にできるような指標が少ないため、騙されてしまう可能性があるので気を付けてほしいのです。
せどり狩りを防ぐには
私が受けたニセの売買情報に騙されないために大切なのは
- 複数の取り引き実績がある商品を選ぶ
- 自分が良く知らないジャンルには注意するか手を出さない
などを意識するとイイかと思います。
ついつい「儲かるのでは⁉」なんて考えだすと功を焦って無謀なことをしがちです。
どんなものでも一旦落ち着いて考え、しっかりと調査してから取り組むことを強くおススメします。


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