お菓子系ライン工場は下っ端ほど激務 狙うなら社員

お菓子の箱詰めしている人 未分類

私が経験した激務シリーズの一つ、お菓子工場のライン工。

人間の出せる速度を超えないとクリアできない仕事だったので紹介します。

人間の速度を超えろ!お菓子の箱詰め作業

目にもとまらぬ速度で箱詰めしている人

私が経験したのは、お菓子工場の箱詰め作業。

スナック菓子やおせんべいのお菓子を段ボールに12個づつ詰めていくという、聞く限りとっても楽で簡単そうなお仕事です。

 

仕事の内容はまず、大きな機械に社員の人がザザーっとお菓子を流し込みます。

機械から出てくるのは袋詰めされたお菓子。

それがベルトコンベアに乗って運ばれてきます。感覚的に1~2秒に1つぐらいです。

機械に休憩はないので絶えず流れてきます。

 

そのお菓子を決められた個数段ボールに詰めるという流れ。

お菓子は1つ1つ軽いものですし、聞く限りと~っても楽そうですよね。私もそう思いました。

 

ただこの仕事は「箱詰めするための段ボールを自分で組み立てる」という作業も私が行わなければいけません。

段ボールを組み立てる人

つまり、どんどんベルトコンベアで流れてくる袋詰めされたお菓子。

それが到着するまでに横に積んである大きな段ボールを広げ、裏面をガムテープで止めて箱にする。

お菓子を12個詰める。またガムテープでとめてフタをする。

詰めた段ボールを横に運ぶ。

 

この作業を約1秒に1個流れてくるお菓子の流れを止めずに行う必要があるのです。

 

人間が本来動くことができる速度は決まっています。

どんなに足の速い人でも100mを5秒では走れません。

 

しかしこのバイトはそれを要求されます。いかに人間が動くことのできる速度の限界に近づくか、そして超えられるかの戦いだったのです。

 

さらにお菓子つくる工場なので、職場全体が暑い!!

 

それを朝9時から夕方5時まで。休憩があるので計6時間その速度で動き続ける。

 

力仕事ではありませんが、これ以上に苛烈な仕事はありませんでした。

トイレにも行けない ひたすら激務

ベルトコンベアのラインの仕事なので、どの担当が抜けても作業ができません。

もちろん私一人が抜けても作業が完全に止まります。そのため休憩時間以外トイレにもいけません。

ネットを探してみたとこと、同じように感じていた人もいました。

 

どの投稿もバイトなどの立場であること。

大変で忙しいというのは共通のようですね。

こみ上げる”何か” 談笑している社員の業務は楽

談笑している社員

私がすさまじい仕事量をこなす一方で、ベルトコンベアの上流の人はとても仕事が楽です。

 

大きなビニール袋に、袋詰めする前のお菓子が入っているので、それを機械に流し込むだけ。

特に忙しいこともないので、こぼれたお菓子をつまみ食いしながら他の女性社員と談笑している上司を見たとき、怒り?悔しさ?助けて? 自分でもわからない感情がこみ上げてきたのを今でもハッキリ覚えています。

 

それぞれの持ち場があるのでどんなに末端が忙しくても助けてくれません。

 

そのためどうしても袋詰め作業が間に合わないのでラインを詰まらせてしまうのですが、

その度「何やってるの!ほら見てて!」と1~2箱分だけ自分の早さを見せつけ去っていく上司の背中には感慨深いものがありました。

 

(手が空いてるなら手伝ってよ…)

狙いに行くなら社員の地位

私がお菓子の袋詰め作業を通して学んだことは、もしこのお菓子工場で仕事をするのであれば、間違いなくバイトではなく社員のポストであるということ。

 

内容によると思いますが基本的は機械作業がメイン。

お菓子の袋詰めライン作業は上流であればあるほど単純な作業になる可能性が高いです。

 

責任が問われる仕事なので、バイトではなく社員が担当することになります。

 

そして下流である末端はバイトや新人などのお手伝い作業が受け持つことに。

機械作業が終えたあとなので、作業量が多く忙しくなります。

 

もしこの仕事をするなら社員のポストを狙いに行ったほうが、割のいい仕事をできると思いますよ。

人知を超えた速度で動きながら「ズルい…」と感じたので間違いないです。

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