自身が一番初め行った「副業」といえるのが「エアベットのせどり」です。
家の近くのディスカウントストアでエアベットが「特価!」としてとても安く売られていました。
これを見たとき「あれ?この値段以上で売れるのでは?」とネット検索。
そこでヤフオクをチェックしてみたところ、全くと言っていいほど「エアベット」が売られていなかったのです。
※20年以上も前のことなので、当時メルカリはまだなくネットでの個人売買はヤフオクが主流。
物は試しで1つ買ってみて、ヤフオクで販売。
すると入札が増え、買った価格の倍近くで売れたのです。
エアベットの定価が7000円ぐらい。販売価格が3000円ほどだったのに対し、6000円前後ぐらいで売れていました。
そこで送料を約1000円と考えても十分プラス。
当時、送料は落札者負担も多かったので、十分な利益と言えました。
※、メルカリの場合販売価格の10%が手数料で必要だが、ヤフオクはプレミア会員(月300円)に入っていれば出品手数料なしという破格だった。
よしこれはいける!とまとめて1度に2~3個、多い時で5~6個買い、1つづつヤフオクを使って販売しました。
箱に入ったエアベットとは言え、まとめて購入すると大荷物。当時車もなかったので、ディスカウントストアの人にお願いをし、荷台を借りて家まで運んだりしたこともありました。
売れる!と思った根拠

せどりは一時的にも在庫を抱えることになります。そのため下手をするとマイナスになることも。
エアベットがたくさん売れる保証はありませんでしたが、こんなことを考えていました。
まず、エアベット自体が利便性が高く需要があること。当時一人暮らしのベットとしても自分が使っていたぐらいです。
来客用として家に置いて置いてもいいものですね。
そして販売していたディスカウントショップが、まだ全国規模のお店ではなかったこと。
エアベットの定価が約7000円。
例えそのディスカウントストアで3000円で売っているのが分かっていても、欲しいと思った人が簡単に買いに来れない場所に住んでいる。
それなら十分ネット経由で売れると考えたのです。
結果、短期間で20~30個ほど販売できました。
でも、長くは続きませんでした…
せどりは良物件の奪い合い
当時ヤフオクでエアベットはほとんど売られていませんでした。まさにブルーオーシャン。
そこでたくさん購入しいくつも販売できましたが、当然ながら気が付かれ「真似」が起きます。
同じく他の店舗のディスカウントショップで同じエアベッドを見つけた人がヤフオクをチェック。
そしたら販売価格以上で売られているのを見れば「真似しよう!」となりますよね。
結果、数カ月もしないうちにまたたくまに同じエアベットが大量にヤフオクに並ぶことに。
さらに「自分のを買ってほしい!」となれば価格破壊が起きる。
どんどん仕入れ価格に近付き、最終的にはヤフオクで売れたとしてもほとんど利益が出ない状態になり、はじめてのせどりは終了しました。
新品なら古物商許可の申請が必要ない
中古のものを利益目的で継続的にせどりする場合、古物商許可の申請が必要になります。
古物商許可の申請には19,000円の手数料がかかるため、いきなり中古品からのせどりはハードルが高くなります。
今回の私のようにディスカウントショップなどのように、正規の販売事業者で新品を購入して販売する場合は必要ないので初心者には新品の扱いがおススメです。
古物商許可の取得方法はコチラが参考になりますよ。

せどりは正直おススメしない

私の場合運よく広まる前のエアベットを見つけられ、すさまじい金額ではありませんが利益を出すことができました。
でもこれはファーストペンギンだったから。(最初に飛び込んだペンギン)
自分しか用意できない、あるいはそう簡単に手に入らないものをせどりするのであれば長期間の利益が見込めます。
しかし私のようにディスカウントストア、あるいは誰でも手に入るようなものをせどりしたとしても、エアベットと同じように「真似」が起きて必ず価格破壊が起きて利益がでなくなります。
こうなってしまうとババ抜きゲーム。
ヘタに在庫を抱えてしまうと売り切れないでそのまま抱えてしまうことになります。
運よくまた新規商品を見つけられたとしてもいつかライバルが増えて繰り返し。
精神も摩耗していくだけなので、個人的に「せどり」は安定した副業としておススメしません。
せどりがおススメできる条件
私自身の経験から、せどりが長期的に副業としておススメできる絶対的な条件として、
- 商品の入手経路が限定されている
- 商品に独自性がある
このどちらかであれば成功しやすいかと思います。
例えば今回のようなディスカウントショップが全国的にかなり数が少ない。
もしくは海外からの輸入。
あるは商品を購入するのに条件があるなどですね。
とにかく「誰かが真似しにくい」を最優先に探してみると成功につながると思いますよ。


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