テレアポはメンタルが病む危険!体験で分かった向いている人は?

テレアポで焦っている男性 未分類

今回は私がたった1日で「これ以上は無理だ」と諦めてしまった仕事、テレアポについてです。

もしかしたらこの記事にたどり着いた人は「テレアポはどんな仕事なのかな?」と思われた方だと思います。

そんな方に強くおススメなのは「試用期間があるかどうか」を確認してから望むということ。

体力以上にメンタルがかなりキツイ仕事なので、向いている人向いていない人の特徴も合わせてお伝えします。

テレアポでバイト 塾への勧誘

私が仕事をしたテレフォンアポインターは、塾への勧誘です。

仕事の流れはまず、山ほどテーブルと電話が置いてあるオフィスから、知らない人のお家に直接電話をかけます。

「○○(会社名)ですが、学習塾への興味はございませんか?」

などの切り口で始めて話をつなげます。

そして話が進み「興味あり」と判断したら手を挙手し、上司へと電話を替わる。

 

もし興味がなさそうと判断したら電話を切って次のお家へ電話営業をかける。

この連続です。

 

話の切り出し文言はテンプレート化されているのでそれを相手に伝えるだけです。

話が始まったら多少アドリブも必要ですが、基本的な目的は、「塾に興味を持たせる→契約に繋げる」です。

イスに座りっぱなしなので体力は全く使いませんが、とにかく手数の勝負。

電話番号を早く打って次‼次‼という流れです。

メンタルが病むのは相手の対応

テレアポの電話の様子

テレアポのバイトはひたすら営業の電話をかけまくります。

しかし、電話先の相手は友達でもなければ知り合いでもありません。

 

”他人”であり、さらには”なぜか自分の電話番号を知っている他人”です。

そんな人に抱くのは普通”他人以下”の警戒であり、電話を受けた時点で悪印象からのスタート。

 

相手が「怪しい電話だ」という状態から話しはじめるので

「あー、はいはい」

「もう電話してこないで」

「なんなの?頼んでないんだけど」

みたいな対応が普通です。

優しく受け答えしてくれる人の方が珍しいと思ってください。

 

「望まれていない」「人が煙たがっている」ことを自ら相手に行うことがこれほど精神的にキツイことはこの時初めて知りました。

怪しい電話番号リストを渡される

怪しいリストを渡される男性

テレアポが電話する相手は、誰かもわからない不特定多数ではありません。

”見込みの可能性がある家や人”を絞って連絡をします。

 

私が渡されたのは、相手の名前(家主)、そして家の電話番号がかかれた見込み客リスト。

しかもリストを渡された時に言われたのは、「来年受験を控えている子供がいる家のリストだから」という、個人情報を無視したとんでもない内容です。

 

リストの入手経路は不明ですが、おそらく卒業アルバムを始めいろいろな場所から個人を特定、そして子供の年齢も特定。

翌年か2年後、大学受験、高校受験をもうすぐ受けるであろう人物がいる家を特定してリスト化しているのです。

 

ハッキリ言って怖すぎてこれ以上突っ込んで内容を聞く勇気がありませんでした。

ひたすら嫌な顔をされ断れれるのを数時間

テレアポで怒られている男性

誰かもわからない相手から電話が突然かかってくるので当然嫌な顔をされる。

穏便に電話が切れればいいですが、中には「営業の電話」と分かったとたん突然怒り出す人もいます。

どんな対応でもまずは営業の内容を伝えないといけないので、相手がどんな態度であっても話はしないといけない。

 

「嫌われることをしている」という感覚がどんどんメンタルを蝕んでいきます。

 

しかし契約を取るためには、相手がどんな態度であってもどうにかこうにか話をし続けなければいけません。

 

「やらなければいけないこと」「人から嫌がれていることをしている」

このミスマッチが大きな疲弊を生むのです。。

 

コールセンターの中でうろうろしている偉い人からは「契約取れればその日の時給アップだから!」と鼓舞を受けますが、それ以上に「早く終わってくれ!!」と願いながらの1日研修でした。

辞める人が多すぎるので常に求人がある

今でこそ人手不足の時代なので、職種問わず多くの求人がありますが、20年前の不況時代でも常にテレアポ求人はありました。

 

これは仕事をした人がすぐやめてしまい長く続ける人が少ないから。

 

話がうまく契約をたくさん取れる人は時給がどんどんアップしていくので”美味しい”仕事になる可能性もあります。

一般的なアルバイトをするより効率的に収入を上げることができる可能性もあるからです。

 

しかしそれ以上に「無理だ」と感じる人が多いということなんでしょうね。

コールセンターはこんな人が向いている

テレアポ成績ランキング

私が仕事を経験した中で「こんな人がこんな人がテレアポに向いているな」と感じたのは、

まず絶対的な条件として「誰かに何か思われても特に気にしない、気にならない人」です。

 

「他人に嫌われても別に気にしない」「他人の評価は特に何も思わない」

こんな人は電話先の相手がどんなに嫌な顔をしても気にならないので次の電話へと進めます。

「メンタルが強い」ということではなく、感じ方、考え方のクセというほうが近いですね。

 

そして、もう一つは「1つ1つの成果」や「時給アップ」を強いモチベーションにできるタイプの人。

 

コールセンターは成果が出せれば上司からの評価がグンとアップします。

取ればとるほど褒められますし、わかりやすい数字として表れます。

 

私が仕事をした場所も壁に張り紙があり、そこに名前とその月の契約件数が張り出されていました。

 

1位~の順位も書かれていて、期間内にランクインできれば別途報酬もあるシステム。

 

この”成果”に対して強いやりがいを感じられる人は仕事に向いています。

 

そして、”給料”も成績についてきます。

私の場所は「1件契約を取ると、その日の時給100円アップ」というシステム。

 

これも以前のことなので今ではもっとUP率が高いかもしれません。

 

もし仕事時間内に10件契約を取れれば、その日の時給は1000円アップ。

ベースが1000円なら2000円です。

 

「お金」に関して強いモチベーションを持てる人も向いていますね。

 

私は先ほど「嫌われることをしている」という感覚がどんどんメンタルを蝕んでいくと言いましたが、営業のための電話も

「塾に通えば勉強ができるようになって嬉しいでしょ?これは相手のためでもあるんだ!!」と前向きに転換できる人も向いていますね。

できれば体験的に仕事をできる場所からスタート

私のバイト先のコールセンターは、「まず1日仕事を体験してから続けるか決める」という条件でした。

やはり肌感が合わないと感じる人も多いからそのような形態だったのかなと考えられます。

 

もしテレアポの仕事するのであれば、前もって試用期間があるかどうかを確認することを強くおススメします。

例えばラーメン屋やレストラン、スーパーやコンビニで仕事をするのとは全く別物だと思ってください。

 

「全然自分に合っていないのに辞めると言えない…」で心を病んでしまうよりも、まずは自分にとっての安全なボーダーラインを決める。

それからやってみて自分に合うかどうかを決めるのがいいと思いますよ。

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